社会・地理
都道府県クイズのあと、地図を10秒だけ開いてみる
「香川県はうどん」は覚えていても、地図のどこにあるかは分からない。子どもにはよくあることです。クイズが終わったら、その県を地図で10秒探す。まずはそれだけで十分です。覚える県を増やすより、知っていることを場所に結びつけてみます。
47都道府県を一気に覚えなくていい
北海道、東北、関東のように地方でまとめると、隣り合う県を比べやすくなります。一度に全部覚えず、今週は東北、次は関東という程度で十分です。覚えられない県があっても、何度か地図に戻るうちに位置関係が残ります。
学校の社会科で都道府県の名称と位置を本格的に扱うのは中学年です。それより早く始める場合は、覚えることを目的にせず「知っている県を増やす遊び」として扱うほうが負担になりません。
正解した県を、指で探す
正解した県を指で探し、海に面しているか、どの県と隣り合うかを一つ確認します。長く説明するより、毎回短く地図を見るほうが習慣になります。旅行やニュースで県名が出たときも、同じ地図に戻ると記憶がつながります。
使う地図は一枚に固定するのがコツです。同じ地図を見続けると、位置そのものを絵として覚えられます。壁に貼る、下敷きにする、同じアプリを開くなど、すぐ出せる形にしておきます。
「なぜ、そこで作るんだろう?」を一つだけ
特産品が出たら「なぜそこで作られているのだろう」と一つだけ予想します。気候、土地、海や川、交通など、地域の特徴を考える入口になります。すぐ答えを調べず、まず予想してから自治体や博物館の公開情報を確認すると、調べ学習になります。
予想が外れても問題ありません。「寒いから」「海が近いから」といった仮説を立てる経験自体が、社会科で求められる考え方の練習になります。
似ている県を比べる
りんご、米、漁業、工業など、共通点のある県を二つ選びます。「同じところ」と「違うところ」を一つずつ見つけると、単独の知識が比較できる知識に変わります。県庁所在地と県名が異なる県をまとめて探す遊びもおすすめです。
比較は覚え間違いを防ぐ効果もあります。形が似た県、名前が紛らわしい県ほど、並べて違いを一つ言えるようにしておくと混同しにくくなります。
旅行と親戚の話は、強い手がかりになる
住んだことがある場所、旅行した場所、親戚がいる場所を起点にすると地図が身近になります。「電車でどちら向きに行ったか」「何を食べたか」を話すだけでも十分です。正確な距離や方角は、最後に地図で確かめます。
経験のない地域は、ニュースやスポーツ、給食の産地表示などを入口にできます。日常で県名に出会うたび地図に戻る回数が増えるほど、暗記の負担は下がります。
統計や順位は、参照時点を確認する
生産量の順位や人口は年によって変わります。クイズや図鑑で覚えた数字が、数年後には違っていることもあります。子どもが「前と違う」と気づいたときは、間違いではなく更新されたのだと伝えてください。
確かめたいときは、各都道府県や官公庁が公開している統計が確実です。「調べれば確かめられる」と知ること自体が、社会科の大切な学びになります。
こんなときは
- 何年生から都道府県を覚え始めるとよいですか?
- 学校では中学年で扱いますが、地図に親しむこと自体は何歳からでもできます。低学年のうちは覚えることを目標にせず、知っている県が増えていく感覚を楽しむ使い方がおすすめです。
- 白地図を使ったほうがよいですか?
- 最初から白地図に書き込むと難易度が高くなります。県名入りの地図で位置に慣れてから、覚えた地方だけを白地図で試す順番だと挫折しにくくなります。
参考にした情報
事実や制度に関わる箇所は、以下の公開情報を確認しました。統計や制度は変わることがあるため、最新情報はリンク先もあわせてご確認ください。
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執筆・編集:Myaku Lab 編集部(Myaku Labプロジェクト) 公開日:2026年8月16日 最終更新日:2026年9月22日
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